ギレルモ・デル・トロの脅威の部屋 第1話 感想※ネタバレ

ギレルモ・デル・トロの脅威の部屋

f:id:nishikiOri:20221120140907j:image

奇妙な悪夢から紡ぎ出される、8つの恐ろしい物語。背筋も凍るような恐怖を美しいビジュアルで描く、ギレルモ・デル・トロのホラーコレクション。

『ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋』予告編 - Netflix - YouTube

2022年10月25日よりNetflixで公開された全8エピソードの短編ドラマです。

1エピソード60分で完結するので手軽に視聴できるのがオススメです。

日本でいう「世にも奇妙な物語

タモリさんポジションの進行役は、ギレルモ•デル•トロ監督です。

「Lot36」あらすじ

f:id:nishikiOri:20221120211229j:image

借金返済のため、レンタル倉庫の中身を買い取って金目の物を売りさばくことにした男。だがその中に保管されていたあるものが、恐ろしい事態を引き起こす。

f:id:nishikiOri:20221120141938j:image

自宅で動物の肉を捌いていた老人が病死した場面から物語は始まります。

そしてその老人が借りていた倉庫のロットナンバーが36。持ち主が亡くなったため、倉庫の管理者は中身の品をオークションに賭けます。

借金返済のため、いつものようにオークションに参加した主人公。400ドルで落札。すぐに、倉庫に入り金目の物を探し始めたが、そこで降霊に使われるテーブルと謎の書物を発見する。

さらに倉庫の奥は謎の空間が隠されていて、、、。

感想

主人公が決して善人とは言えず、最後も因果応報な結末となっています。1話完結なので、主人公が必ずしも生き残らないというのが、見ていた楽しいです。

物語中盤で、主人公が以前落札した倉庫の元持ち主の妻が出てきて、「倉庫にある家族の写真や手紙だけでも返してほしい」と懇願します。しかし、主人公は、「価値がないものは捨てた。たとえ残っていても俺のものだ。」と一蹴。さらに「欲しいなら1000ドル払え」と言い、その倉庫の施錠に使われていて、破壊された南京錠を渡して去ります。この一連の描写で、「主人公生き残らないだろうな」と悟りました(笑)本筋とは関係ないのに、時間を割いて、クズっぷりを見せたと言うことはそういうことですよね。

倉庫から発見された、降霊用のテーブルとそこに隠されていた3冊の書物。本来4冊目があるはずで、全て揃っていれば30万ドルで買い取ると、買取業者が言います。本を探すために、すぐに倉庫に戻る2人。そして、倉庫の奥に続く謎の通路を発見。最新部の部屋には、冒頭で亡くなった老人が、娘を媒体に降霊させた悪魔が封印されていました。主人公は、その奥に目的の本を見つけ駆け寄ると、悪魔を中心に描かれていた魔法陣を消してしまい、封印が解けてしまいます。

悪魔は人間の頭の部分から触手が大量に出ているようなデザインでした。クトゥルフ神話に出てきそうな見た目で、結構好みです。2話3話と見ていくと分かるのですが、悪魔や怪物が出てきたりと、ダークファンタジー的要素もあるので、好きな人にはかなり刺さる作品かと思います。今のところ8話までしか無いのですが、まだまだ続きを出して欲しいですね。